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いままでを大切にする Vol.11より

  • 執筆者の写真: スタッフ ブログ
    スタッフ ブログ
  • 2019年5月1日
  • 読了時間: 2分

私がいままで、介護の現場を通して成長できたことは「あきらめたらそこで終わり」ということでした。 

認知症を抱えた方は、認知機能の障害で自身の思いを表出できないなどコミュニケーションに支障を来すことで、病気を抱える前のように暮らすことが難しくなります。また、病識がないということもあわせ、困惑・混乱や他者とのトラブルに陥ることもあります。

こういった言動は、介護する側にとって対応に困る場面となりますが、そこで介護者が「私たちでは無理」「普通はできない」などと思考を止めてしまうと、関わりを継続することができなくなります。 私は、その状況で『本当に他の対応方法はないのだろうか…』と、あらためて認知症を抱えた方の側にたって客観的に困難となっている要点を振り返ると気付くことがあります。 そのことについてチームを組んでいるスタッフと介護を実践してきました。 今は対応力として、身についていると実感しています。 ただ、これからも介護について困難と向き合う状況になると思いますが、いままで実践してきた対応方法だけに拘って考えを巡らすことを止めてしまえば、いままで築き上げてきたものはあっという間に崩れると思っています。 

「いままでを大切にする」ということは、いままでの介護に向かう姿勢を大切にするということで、取り組んで参ります。

               悠々の郷デイサービス 管理者 熊谷光二

 
 
 

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